そして、失踪から一週間後。
遠く離れたX県警察から、ママの死の知らせが入った。
ママが、その間、
どこで何をしていたのかは、わからなかった…。
警察は、ホームからの転落事故として処理した。
パパはそれ以来、ほとんど口をきかなくなった。
もちろん、あたしの身体を求めようともしなかった…。
四十九日が過ぎて、ママの納骨が終わり、あたしたちは少し落ち着きを取り戻した。
夏休みを間近に控えた、土曜日の夜。
あたしはパパに言った。
抱いてほしい…。
って…。
パパは、あたしと目も合わさずに、首を横に振った。
千晶を愛していた…。
だから…、
千晶が無くしてしまった部分を
千絵の中に見ていたのかも知れない。
千絵は、千晶の血を分けた娘だから…。
千晶の死が、本当に事故だったなら、
千晶の面影を、お前の中に探したかも知れない。
でも…
こういう結果になった以上、
千絵を愛せない…。
男としても、
父親としても………。
ごめん…。
あたし、涙が溢れてきた。
そんな…。
ひどいよ…、パパ。
だって、あたしを抱きながら、譫言みたいに言ったじゃない!
千絵、スゴイよ!
パパはもう、千絵に溺れてしまった、って…。
「ごめん…」
パパが、また謝った。
「そんなの、いやだあぁ!」
あたしは叫ぶ。
パパに抱き着き、ズボンのベルトを外す。
ズボンとトランクスを一緒に下ろした。
ダラリとしたままの、パパのおちんちんを咥える。
口の中に、いっぱい唾を溜め、柔らかいままのおちんちんを、れろれろする。
唇をすぼめて、首を前後に動かし、カリ首を愛撫する。
じゅぼじゅぼと、淫靡な音が室内に響く。
あたしは、懸命にフェラを続ける。
おちんちんを握りしめ、パパのタマタマを口に含んだ。
痛くないように、袋をしゃぶり、手で竿の部分を摩擦する。
でも、
あたしがいくら
一生懸命に愛撫しても、
パパが、勃起することはなかった…。
あたしは、
家を出る決心をした。