利葉は突然目が醒めた。
衣服を纏っていない事が、気を失う前に起きた出来事が真実であると語っていた。
外はまだ夕方だった。部活をする生徒たちの声が聞こえてくる。
保健室のベッドの柵に腕と足を縛られていた。
「こちらですよ、先生方。」
利葉は寝たフリをした。
男たちの声が大勢聞こえ、どうやら保健室に入ってきた。
「おぉ……!!これを橋那先生が自ら…?」
「えぇ、生徒たちにもあの放送を聞かせてしまったのは正直いただけませんが。」
「我々にだけでも罪滅ぼしを…と。可愛いじゃありませんか、ねぇ校長。」
何者かの指が利葉の乳首を弾いた。
「…!………。」
「よく眠っているようですね。」
「ああ、用件を伝え終えると少し休みたいと言ってな。睡眠薬を飲ませた。彼女から衣服を預かってくれと。まぁ…好きにしてくれたまえ。」
校長が保健室から出て行ったらしかった。
外の生徒たちの声が聞こえてくる。
利葉は自分の両脚が無理矢理M字に開かれていくのを感じた。
「失礼します!」
生徒。
しかも女子生徒の声だ。