「言われたとおり、チョ…チョークを持って来ました。」
「キミも見て行きなさい。口外は無しだよ?」
「ひ……は、は…い!」
女子生徒は半分泣きながら利葉のベッドへと近付いた。
「いいかい?ここがクリト○ス。キミのは?」
「…?…あの…ぇ?」
女子生徒のスカートが無理矢理降ろされているらしく、無言で抵抗する衣服の擦れる音が聞こえてきた。
利葉は寝たフリを咄嗟に止めて、叫んだ。
「やめて!!!」
「おや?もう睡眠薬は切れたんですか。」
「せんせぇ!!」
女子生徒は下着姿だった。
下着姿のままチョークを持って来ていたらしい。
「こ、この子は関係無いわ!!!早く逃げて!」
「いえいえ、校長先生とあなたとの約束事を彼女は廊下を通り過ぎる際にたまたま聞いてしまったらしいんですよ。」
「せんせ…!!警察に電話しようとしたら…!」
「お願い!!この子は何もしてない!」
「橋那先生…あなたが言ったんじゃないんですか?教職員達の¨癒やし¨のために身体を捧げると。」
「!!?………。」
校長がでっち上げた嘘であるが、
従わなければ無関係な生徒を巻き込んでしまう。
「そ…………そうよ。私だけよ!?生徒は全く関係無い!」
「先生…ごめんなさい…!私、今日遅刻して、それで、先生を見かけたから、宿題…宿題を渡そうと…。」
「彼女、校長室まであなたを追いかけていたそうで。」
女子生徒は確かに英語の担当クラスの中にいた顔だった。
今は涙で顔は赤らみ、ピンクの下着姿だった。
宿題が入っているハズの鞄が無い。
「そうだ、今日から彼女もあなたも学生寮に住んでもらいましょう。ただ本当の寮はまだ完成まで時間がかかるので、当分保健室ですがね。」
「学生寮!?そんなもの…。」
「いずれ、分かります。今日は特別に彼女は帰宅させてあげます。」
「当たり前よ!ご両親が黙ってないわ。あなた達も直ぐに捕まる!」
「ただし。あなたのナカにこのチョークが全部入れば…ですが。」
「何を…!?っあ…あなたは目を閉じなさい!そんなもの…!っあ!!」
利葉はなるべく喘ぎ声が出ないよう、耐えた。しかし、チョークは確実に奥へと迫って来ていた。