「おっじゃましま〜す」彼女が入る。店員の男の目で気付く。
「…!おいっ!」ブーツを脱ぐのに屈んで短いスカートが下着ギリギリまで上がっている。
「やはっ、恥ずかしい〜」笑い顔を俺に向けた。店員も本気で照れている。
それはそうだろう。俺のひいき目を抜きに、彼女は本当にかわいい。25才には見えない。白くてツヤツヤとした肌をしていて、見た目には会った時と変わらず大学生くらいに見える。顔立ちも服装も可愛らしい、男受けのするものだった。
少し目を放せばナンパされていたり。
「りゅう兄は何飲むの?」待っていた店員にビールと料理を適当に告げた。
失礼します、そう言うとリボンで止められていたカーテンを解いて行った。
狭い部屋の中、薄暗い照明に周りがピンクで、まるでラブホみたいだ。
「ここね〜女の子同士かカップルじゃないと使えない部屋なんだよ」彼女はそう言いながらコートを脱ぐ。