「奥さん、ウオーミングアップして…OKになったら、言って下さい。真剣勝負ですよ」
私は先にダイビングした
…25mプールを二往復程、軽く流す…。
透明な水着を着て泳ぐ女の肢体が脳裏にちらつく
やがて女が、両手で輪を作りOKサインを出した
「奥さん、真剣ですよ。
奥さんが勝って…コーヒーをご馳走して下さい。その方がカッコイイ!…
25mのハンディをあげます。いいですか?で、三本勝負です!」
女はゴーグルを押さえ付けながら…頷いた。
私は大学時代にユニバーシアードに出場したことがある。20年遠い昔だ。
女の今の泳ぎを見て、25mはギリギリのハンディキャップだろう。
女は30才、そこそこ。
25mで10mを詰めなくてはならない!
私は前方で女がターンするのを確認してダイブした……。
それでも、差が縮まる実感があった。グングンと
私は左プレスだ。左脇から息をする…
手の平と二の腕で水を掻く…無駄なく肘を抜く…
グングンと差を縮めた。
…最終25mの中間で女を抜くのが見えた…そのままラストスパートをかけてタッチして振り返る……7m程のリードで勝った
勢いでプールサイドに腰掛けゴーグルを外す余裕があった…
「参りました!負けました!悔しい!あと二本」
女の胸が大きく波打つ!
ゴーグルを外した目は大きく涼しい。
女の泳ぎに一つだけ、欠点があった。
「奥さん…プレス(息継ぎ)で…ロス…してる」
私も息を上げてはいたが
「プレスの準備が…遅いんです!…急に頭を…振るから…体が捻れる…準備を…早くから…してみて…下さい。あと二本勝負ですよ。下手くそですが…見てて下さい」
私は学生時代を思い出しながら…泳ぎを見せた。
女はプールサイドを歩きながら私の泳ぎに着いて往復した…
「凄く綺麗な泳ぎ!素敵です。イメージ、湧きました!…思い出しました…見てて下さい」
女は私の前でダイブして行った…泳ぎが変わった
窮屈さがなくなった。
今度は脚の使い方が気になる…
「いいですよ。それでいい!…あとは、足です」
私はプールの階段手摺りを女に握らせ…後ろに回った。女を浮かせて開いた股間に体を入れた。