私は女の骨盤を左右から掴んで、キュッ、キュッ と鋭く振った。
「奥さん、腰で水を切って下さい。腰の切れ!キュッ、キュッと切るんです。…上手く言えませんが…セックスする時みたいに。…骨盤から爪先まで全部を使って、水を叩いて下さい!」
女は何も言わなかった。
両足の親指を摘んで強く引っ張る…。
「奥さん、指も一杯に伸ばして…面積を出来るだけ広く使う!甲で水を叩く、蹴る!…イッた時みたいに指まで伸ばす!プレスと足、腰を意識して…泳いでみて下さい」
見ながら私もプールサイドを往復した。いいバランスだ!
「奥さん、バランス良くなりましたよ。泳ぎが変わった!…二本目は私、負けるかも…困ったな」
私が笑いながら言うと、
「そうですか?嬉しい!
エッチなコーチのお陰です。恥ずかしいけど…解りやすい?と言うか…顔が赤くなります!」
顔を見られるのが恥ずかしいのか又、ダイブして行った…。
私は、その泳ぎを見ながらさっき掴んだ骨盤の肉付き、後退しながら触った太腿、卑猥に摘んで引いた親指を思っていた…
「ここ何年もスッキリしてなかった動きが…スムーズに動きます!夢のようです!私、〇〇貴子と申します、失礼ですがお名前を?…ベテランでいらっしゃいますよね?凄いわ…理論的に納得!」
「ベテランでも何でもありませんが…大学時代に泳いでました。〇〇健と言います。ベテランって泳ぎの?と言う意味ですよね?…あはは、エッチのベテランと言われたかと思いましたよ」
私は朗らかに笑った。
「イヤですわ!そんな意味じゃないです。…私、夏季国体の予選に備えて泳いでいます。おばさま選手なの。…コーチして頂けませんか?どなたも知り合いが居なくて…」
大学時代に彼女も泳いでいたのだと言った。
現在の陸上でも水泳でもコンピュータ映像を駆使して日進月歩どころか、言葉があるとしたら「秒進時歩」である。
「いえいえ、コーチなんて務まりませんよ!…ただ、水泳の基本は一つだと思いますよ。理論的に!奥さん、もう一度、手摺りを持って下さい」
私は再び女を水に浮かべ親指、甲、すね、太腿まで一直線に伸ばさせた。
股間に片手を入れて水着の上から思わず陰部を触った振りをして…もう片方で足首を握り、
「奥さん、この動きを意識して水を叩いて下さい面で打つんです強く!」
私は陰部に触れながら左右の動きを繰り返した