私は狂ったように体勢を変えたつやくんの上に乗った。たつやくんの首筋、耳、乳首を舐めたつやくんの興奮して歪んでいる顔を見ながら腰を振った。たつやくんも下から突いてくる…
私とたつやくんは一日中ベットの上で過ごした。
こんな幸せな気分は本当に久しぶりだった。
次の休みの日、私とたつやくんは買い物に出掛けた。たつやくんはベットの上ではものすごく優しくて激しいのに外では手も繋いでくれない。恥ずかしいから嫌らしい。でもエレベーターで2人きりになった時には私を抱き締め、キスをしてくれた。私はキスをされただけで体が熱くなる。早く帰ってたつやくんとしたい。そろそろ帰ろうとしたとき、目の前から市川さんと奥さんと子供が3人で歩いてきた。私はびっくりした。1人だったら逃げていたけどたつやくんと2人だとそうもいかない。市川さんも私達に気付き「あやちゃんこんにちわ。」
「こんにちわ。」
私はすごくきまづかった。別に市川さんとは付き合っていたわけじゃない。きっと私がたつやくんと一緒にいることなんて何も思わない。いろんな感情が私を襲う。
「主人がいつもお世話になっています。」奥さんに挨拶され、すごく複雑だった。私はたつやくんと付き合う前まで市川さんと不倫関係にあったなんて知らないんだろうな。
「こちらこそいつも市川さんにはお世話になっています。」市川さんもびっくりしたんだろうなぁって思う。
次の日、会社で案の定市川さんが私の所に来た。
「昨日はびっくりしたよ。あやちゃん彼氏できたの?」
「うん。市川さんの奥さん綺麗な人ですね。」
「そうか?それよりもうあやちゃんの事誘えないんだね。」
「えへっ。」私は笑ってごまかした。そうでもしないと又、市川さんの誘いにのってしまいそうだった。こんなにたつやくんと幸せなのに…
その日の夜寝ようと思っていたら電話が来た。市川さんだった。無視してもよかったけどなんとなく出た。「ゆみちゃん今、大丈夫?」
「うん。どうしたの?」
「なんとなく…ゆみちゃんの声聞きたくなって…」
「ははっ市川さんらしくな〜い。」私は冗談っぽく返した。
「だよなぁ。ゆみちゃん彼氏とうまくいってる?」
「うん。ご心配なく。」
「そっかぁ。よかった。」
「えへへっ。」
「じゃぁ又、明日ね。」
「はぁい。」何の電話だったのかよくわからなかった。