「恥ずかしい?…恥ずかしい命令をして欲しいのですか奥様。…意味深だなあ、気になりますよ。電話じゃないと言えない事なんですね…」
女はハンドルを握ったまま頷いた。
「それより、ひろや君、主人が言うように寝室を模様替えしようと思うんだけど。何かご希望はないかしら…」
女は話題を変えた。
「私はホテルでもいいんですよ。部屋までこだわりません。清潔な部屋なら…どこでも。…お金を使うことはないですよ…
奥様はどのようにしたいのですか?」
俺の考えを述べた。
本音はを言えばバイト料をアップしてくれた方が助かるのだ。
「私、恥ずかしくて、どうしても主人や工務店に言えない寝室仕様があるの。それはね、鏡張りの部屋。天井とかは無理でも、一面だけでも張りたいのよ。…私、本来淫乱かもね。それも主人から叱られるわ。…夢ね…」
「ラブホに行けばあるのに。そんな部屋なら…」
「そんな所には行けないわ…私ね、ひろや君のような年下の男性とセックスするの、初めてなの…さっきも言ったけど。
しかも、主人公認!ひろや君と、とことんエッチを楽しみたいと思ったのに…主人が見るなんて…最悪…焼き餅焼きなの」
「立ち入ったことを聞くのは止められているんですが…ご主人、ダメなんですか?チ〇ポ」
俺は聞きにくいことを聞いてみた。
「完全に勃起しないというか短小というか…だから私、満足したこと…ないわ。…昔は泣いてた悔しくて…主人とは濡れないの。知ってか知らずか、薬品メーカーのセールスが大人のオモチャどっさり持って来る…私いやなの!…婦人科の診察台まで寝室に持ち込むの」
「奥様、私が何故、淫乱になれ!淫らになれ!って言うかを説明しますね
…受胎したい場合、一般的に冷凍精子による膣内受精です。これは性交受精と差はないのですが、生まれる子供に比較的多くに差があることが判って来てます。
互いに愛し合い、淫乱淫らに燃えて、愛液を溢れさせ分泌されたホルモンに擁護された受精ほど、いい子が生まれる事が実証されています。愛に包まれた受精とレイプによる望まない受精でも、子供の性格、IQ等に差が明らかです。切ないけど
私たちのようなセックスでも、恋人のようにエッチしたいんです。だから私は奥様を恋人のように激しく抱きます」
女は静かに路肩に車を止め唇を重ねて来た…。