あたし、麻衣子。19歳。
真性のM女。
今の仕事は、AV女優。
高校を卒業して、暫くSMクラブで働いたけど、
馬鹿馬鹿しくてやめた。
芝居がかったワンパターンのSMプレイに、
飽き飽きした。
客にしてみれば、
SMクラブって、何となくアブナイイメージ。
無茶すると、こわ〜いお兄さんが出てきて、
……(゜o゜)\(-_-)……
みたいな…。
だからあんまり好きなコト出来ないみたい。
料金も高いし。
あたしのいたクラブだと、
ソフトSMコースでも、4万円。
鞭やローソクなんか使った、
軽い?プレイで、7万円〜。
結局、皆さん
雰囲気だけ愉しんで帰る。
つまんない…
でしょ?
お金のためにM女やってる娘は良いけど、
あたしは、
物足りなくて…。
で、AV。
ハードな作品で有名な、☆☆企画に、
自分で売り込みに行った。
トーゼン、即採用。
三日後には、撮影。
はっきり言って、
すごく燃えた。
あんなに沢山の人の前で、オマ☆コ晒すなんて、
最高。
一本目と言うことで、
メニューはいたってシンプル。
三人の男優さんと、一回づつ絡んで、
最後は4Pではちゃめちゃに…。
おしまい。
でも、私生活ではそんなことありえないし…、
結構満足した。
あたし、本気で感じてたから、
カントクも
「いい絵が撮れた」
って褒めてくれた。
「次はSMやろうな」
って言われて、
あたし、大感激。
「いつですか?」
なんて、聞いた。
で、カントクはノリノリになって、スグに打ち合わせ。
「麻衣子、ローソクは?」
「OKです」
「浣腸は?」
「OKです」
「ニードルは?」
「OKです」
「ダメなプレイはないの?」
「ハイ!」
「じゃあ、島サンとか、電気サンみたいなハードでも大丈夫?」
「ハイ!」
結局、一週間後の撮影に決まった。
「SMでもいい絵が撮れたら、麻衣子ブランドで売り出そうな?」
カントクさんが約束してくれた。