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私の子猫ちゃん??

CORO  2009-08-10投稿
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「運転代わろうか?」


私が言うと、聡子は救われたような表情になる。


この後の事を考えたら、
喜んでなんていられないのに…。


その時、信号が変わった。

聡子はとりあえず車を発進させて、
100メートルほど先の路肩に停車した。


「じゃあ、助手席に移りなさい」


私は、身体を運転席に滑らせる。


聡子は仕方なく、全裸のまま、車外に出る。


この時間帯は、ちょうど帰宅ラッシュで、
車は引っ切りなしに通る。


聡子は顔を紅潮させ、小走りに車の前を巡って、右側の助手席に移動する。


そして、聡子が助手席のドアを開ける直前、
私は車内からロックした。


慌てふためき、
必死でドアをガチャガチャする、全裸の聡子。


通過車両のドライバーが、好奇心と軽蔑に満ちた顔で見ている。


聡子は、ガラスを叩きながら、何やら必死で喚いている。


でも、ベンツの防音は完璧で、殆ど聞こえない。


まあ、どうせ、

「開けて!」とか、
「助けて!」なんて、言ってるんだろうが…。


私は焦りまくる聡子を
路上に残して、車を発進させた。


100メートルほど走って、

私は車を止る。


バックミラーで見ていると、

全身の贅肉を躍らせながら、
聡子が駆けてくる。

必死の形相で、髪を振り乱して…。


私は、聡子が追い付いて来るのを待つ。


まだまだ虐め足りないが、
余り過激にして、

通報でもされたら、大変だ。


それに、
内科医としての、私の職業倫理が、訴える。

身長160センチ、70キロを越える聡子には、

この程度が限界…。

これ以上、全力疾走させれば、

心臓が破裂しかねない。


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