じゃんけんで負けたたつやくんが朝食を買いにコンビニに出掛けた。
私はぼーっとしていた。
「昨夜、気持ちよさそうだったよな。」
「えっ??」
「俺さ途中で起きてて…邪魔しちゃ悪いと思って寝たふりしてた…」私は答えに困った。たつやくんの体に満足できていない。直樹に抱かれたい。そんな風に思っていたことなんて言えるわけない。
「えっち〜」
「どっちがだよ。普通人の家でするか??それに…俺おかしくなりそうだった…」首筋にキスしながら直樹は言った。私の体はピクッと反応した。私は直樹にキスをした。直樹の手が胸に触れた瞬間…
ガタッ
音のする方を見るとたつやくんだった。「直樹…お前何してるんだよ…」たつやくんは直樹に殴りかかった。私は2人の間に止めに入った。そしたらたつやくんは何も言わずに出ていった。私がたつやくんの後を追いかけようとすると「行くなよ!」直樹は私の手を引っ張りその場に押し倒しキスをしながら胸を…
あんなに抱かれたいと思っていたのにたつやくんの悲しそうな顔が頭から離れなくて私は何故か悲しくなり涙を流していた。直樹はそんな私を見て「なんだよ!何泣いてるんだよ。そんなにたつやが好きなんだったら行け。その代わり二度と俺の前に現れるな。」
「ごめんなさい…」私は乱れた服をなおしてたつやくんを追いかけた。けどたつやくんの姿はなくそれっきり連絡もとれなくなった。
私は2人の男を同時に失った。