悦子が疲れきって眠ってる間、翼はソファーで本を読んでた。
リビングで携帯が鳴っていたから急いで行き、電話に出た。相手は昨夜のサエだった。
サエ「もしもし酔っ払い君！二日酔いじゃないの？」翼『はいはい、昨日はどうも有難う。サエも大丈夫だった？』
サエ「アタシは平気だよ」翼『サエは酒、強いもんね。平気だよね』
サエ「昨日はどうしたの？車ん中であんな激しく…」翼『あぁ…何だろね、僕も狼に豹変するのかも』
サエ「お互い、遊びって割り切ってんのに…本気になっちゃうじゃん」
翼『悪い奴に本気になったら危ない！ってサエが言い出したんだろ』
サエ「そぅだね。でも、好きよ翼」
翼『サエ、彼氏に言ってあげなよ！その言葉は』
サエ「そうね！じゃあ、また店に来てね」
電話を切り、ベッドルームに行って悦子の横に座った。顔を覗き込んだら起きていた。
翼『起きたの？』
悦子「…うん、携帯鳴ってた時に起きた」
翼『ああ、昨日一緒に飲んでた友達だった、大丈夫かぁ〜？の電話』
悦子「…サエ…女の子？」翼『そぅだよ！飲み仲間なんだ』
悦子には、話しが聞こえてた。
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