「あっ、はい!届きました!…奥さん、素敵な方ですね!…奥さんだと、そうですね…3Pで虐めてもウケるし…一人の男優からネットリ、じっくり何度もイカされる映像もいいでしょうね!男が見て何度もヌケますよ、オナニーしながら……」
私は着信したファックスを見ながら呟いていた。
女は無言だった。
「・・・・・・・」
「もしもし…モシモシ」
私は電話が切れたかと思い慌てて呼び掛けた。
「ハィ…………」
短い、小さい女の返事があった。
「奥さん!イケますよ!五万円…最高ランクで如何です?奥さん、奥さん」「・・・・・・・」
女の返事は無い!。
五万ではやはり、不満か?だろうな。十万か十五と言うのだろうか…私は打算する…。
「モシモシ、奥さん…如何です?…ハッキリお聞かせ頂けませんか?モシモシ、モシモシ…」
「あっ、ハイ!失礼しました!ごめんなさい!…あの-、レ、レンジャー物?…顔を…隠して…マスク…着けるの?…それで…お願い…出来ます?」
私は困惑した。高く売れない!これ程の上玉!
「レンジャー?奥さん!ですから、それでは高いお小遣出せません!勿体ないですよ!…新幹線だって高いし…足が出てしまいます!素顔を出して
…何も恥ずかしいことありませんよ!思い切って
…そうですね、七万、七万円出しますよ!」
私は粘って交渉を続けた
「いえ、いいんです。マスクで…お小遣はいいです…お願いします」
「ですから奥さん…あのですね…小遣いが…」
私は焦って説得を試みた
「いいです!お小遣は要りません!ですから…お願いします。ダメでしょうか?」
「!お小遣は、要らないってあなた!奥さん…」
私は耳を疑って後の言葉が出なかった
「お願いします!あの…
さん…3ピー?ですか?…それでも構いません…一人とでも結構です!」
女は若干の関西訛りの言葉で早口に言った。
「そ、それは構いませんが新幹線だってタダじゃ無い!ここは広島ですよ!広島県!遠いんです」
私は再び慌てて言うと、
「遠いから、いいんです
近くでは…近くでは困ります。私、遠くに無いかと…お電話差し上げたんです!どうしてもダメでしょうか?両方でいいです!」
両方?私は「両方」と言う意味が判らず
「両方とは?奥さん…意味が判りませんが?」
「です…から、そのー…一人の方と…その後から…さ、3Pですか?それ…続いても構いません」