駅でサングラスで会い、この部屋でマスクを着けたために冴の素顔を見たのは初めてだった。
私は機材の片付けも忘れて一瞬、見とれていた。
黙っている私を見て、冴はベットから降りて、私のズボンを足元に下ろした……。
私は、敏夫と冴のセックスシーンを撮影しながら何度か勃起を繰り返して今は、半勃起状態だった
私のスパッツの上からペニスに頬ずりをしながら冴はため息をついた…。
「あぁ、Kさん、下着濡れてます!…見て…いいですか?」
スパッツに指をかけて冴は上目使いに聞いてくる
…ダランとペニスが剥き出された!
「さ、冴さん、ちょ、ちょっと待って!まだ片付けが…」
「す、凄い!Kさん!まだ、大きく?…なる?」
冴は舌を使い始めた。
「敏さんが…太いって…いうから…気になって私…」そう言うと冴は伸び上がるようにしてペニスをくわえた。
「んっ、入ら…ない!おっきい!ぐごい!」
ペニスから口を抜いた冴が言った。
「Kさん…私の部屋に行きましょ?ねえ、いいでしょ?…私、本で読んだの。ポリネシアンセックスって。して見たい! マスクなんかしないで、ね…思いきり!」
「ポリネシアン…って、チンポ入れたまま…」
私が言いかけると、
「そう!入れたまま…動かないの。じっと動かないの!キスを続けるの!…男は動いちゃいけないの!女が…いいようにするの!だから…お、おっきい…人が、おっきく…ないと…続かないって…書いてた!…ずっと…入れてて…欲しいの」
私はホテルの冴の部屋で目覚めた……。
あれから、私は冴の部屋で弄ばれるように過ごしたのだった。
ところで、冴を使ったこの私の作品は、私の今までの作品の中で、トップの売り上げをあげた。
付録の冴の実物大の「魚拓」が評判を呼んだのと冴の素人っぽさが人気だった。 週刊誌などから問い合わせの電話が何度かあったが、冴の連絡先、電話番号など一切不明だった。
二ヶ月、三ヶ月…経っても冴からの連絡はない。
ベットでの体位や魚拓をとったこと、サインを書いた腰使い、窓際でのイマラチオ…時間の経過に反比例して記憶が鮮明になるのは何故だろうか。
…冴…ウブで、卑猥で…
いい女だった。
(了)