「アスリートって…マスメディアや…スポーツ用品メーカーから作り上げられる「商品」なのよ。…世界的レベルでもないのに、優勝候補。…金メダル〇個、確実…それで新聞が売れればいいのよ!それで自社の製品が売れればいい。…夜も昼も、常にカメラが 狙ってる!…視聴率が上がればいい!プライベートなんかあったもんじゃない!……ピークの過ぎた選手は、哀れなもの!不良在庫品!…」
佳子はしみじみと話す。
戯れとは言え、ベットの上で、パンストを破られ、一度、絶頂を迎えて…佳子はけだるい声で話す
「私…人生の時計、…巻き戻す!…普通の人生でいい!…楽しい人生…二度目の青春。…いびつね電話とは言え…主人の前で…他の男性に抱かれるなんて…正樹さん…私を青春時代まで…巻き戻して!…抱いて!」
佳子は私のペニスを弄びながら話す…。
そうして、この日佳子は昼も夕方も、夜も旦那との電話には、私とセックスをしながら応じたのだった。
今でも、毎朝私は車内喫茶で新聞を読みながら、コーヒーを飲む。
スポーツ紙には今日も大袈裟な記事が一面に踊っている。…将来の出来事が過去形で表現されて載っている。
佳子には、「セックスは理性や羞恥心を捨てた先に、快感と絶頂がある」と私は教えたが…
新聞をめくりながら「…マスメディアには…捨て去って欲しくないよな…」私が呟くと
「何の話し?」と佳子が尋ねてきた。 ……………………END