「またいっちゃうよ〜、アァン、アァン…イィいくぅ…」体がガクガクと震えだした。「巧ちゃんはアタシの口でいってね。ザーメンいっぱい飲みたいから…」
「かな、イキそうだ」
巧のペニスを解放し、しごきながらしゃぶりだした。かなはゆっくりではあるが、巧のペニスを根元までくわえる事ができる。
「かな、出るぞ。ンン…」
「ハァ…」
かなの喉が上下に動いた。最後の一滴までも絞り出すように、根元からゆっくり吸い込んだ。
「ハァ〜、ご馳走さま。今夜は最高だったわよ、巧ちゃん。この子も、あれに使われるの?可哀想だけどあなたに会ったのが運命ね。快楽と引き換えに少し人生が狂うだけ…」
「俺が組を抜ける為の条件だから仕方ないさ。」「もう少しの辛抱よ」
かなは、巧の背中の夜叉に口づけをした。“同類だったな、加奈子”…
薫は、自宅にいた。心地よい体の疼きを感じながら、ベッドで横になっていた。不思議な体を持つ、かなさん。亭主をはじめ、今までの男を全て忘れさせた、主任。初めての経験をさせてくれた二人。思い出にはいい経験だわ。あと半年しか会えないけど、しょうがないか。
薫の亭主はこれまでの実績が会社に認めてもらい、半年後には海外勤務が内定していて、5年は帰ってこれないのだった。3ヶ月前に、その話しを聞き、その頃からパートを始めた。何となく過ごす時間が、もったいなく感じていたのだ。
主任によってもたらされた性への欲求…溺たい自分がいる。