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女の懺悔録 ?

M子  2009-09-14投稿
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私には、自分の心の中で、五年間秘めて来た誰にも言えないヒミツがあるのです。
でも、この長い五年という年月が、何事もなく過ぎ「時効」を迎えたような、夫に対して背徳感不貞感を償った気持ちになり、実体験談として私の懺悔録を掲載することにしました。

今、思えば恥ずかしくもあり、不謹慎だけど、甘美な思い出です
当時、私は35才でした
今もですが、子供はいません。夫は大手の清涼飲料メーカーに勤めていて中国韓国、東南アジアなどを回り、新種の飲料を発見、開発する部門に属し、外国を飛び回っていました。
弟と二人姉弟で育ち、淋しがり屋だったことと、
子供が居なかったため夫は私にペットとして犬を飼わせてくれたのでした
…犬と共に留守を守る生活でした。白い中型犬のオスのスピッツ。
名前はナオです。
ナオだけは私の秘密を知っています!

繊細な神経を持った犬種で、朝晩の散歩は欠かせず、朝は近くの公園まで1〜2K歩きます。
夕方は4Kほど離れた大きな公園まで車に乗せてロープを離し、自由に遊ばせます…。
私は文庫本を一冊持って木陰のベンチで、それを読む、1、2時間の散歩でした。

「本がお好きなんですね?、ここで何時も読んでますね」
ある時、人懐っこい笑顔で若い男が声をかけて来たのです。
何時もは警戒心が強く、他人が私に近づくと激しく吠えるナオが何故か尾っぽを振って大人しいのです。…悪い人ではない…ナオが私に知らせます

「ええ、くだらない漫画本です!暇潰しに!」
「いいご趣味ですよ。近頃は皆さん、本をよみませんよね。私も本は好きで、よく読むんです。暇さえあれば読んでる」
そう言いながらナオの頭を撫でる。
「お前は、名前は?」
ナオに話し掛ける。
「ナオです!おかしな名前でしょ!オスなの」
「ナオか。男らしくていい名前じゃないですか、なあナオ!いい名前だ」
ナオは嬉しそうに尾っぽを振ります。

「本がお好きなんですか?お宅はお近くなのですか?」
「ええ、すぐそこです」
男は公園の奥の方向を指差した。
「そうなんですか。いいですね、近くにこんな公園があって!ジョギングなんかも出来て!」

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