男の肩甲骨の辺り、愛撫する手にもジャリジャリと体毛を感じた…。
!?…射精したのにまだ私の中に男の存在感がある!?…。
私は掻き抱くように絡めた脚を解くことが出来なかった…。
「ごめん…なさい!…しばらく…この、ままで!…居…させて…下さい!」私は朦朧とした意識の中で言った。
男も息が荒かった。
確かに、膣に熱いシブキを感じたのに……。
この、存在感は何なのだ
「正、広さん!…満足…するまで…構い、ません!私……平気…です!……突いて、も……」
男は荒い息をするばかりだった。
私は男の臀部から背中まで愛撫を続けた。
「奥さんが…離さん!…くわえて、離さない!私もこのまま!…少し!」
「ああ!いい!…嬉しい…です!ヒゲが…気持ちいい!…このまま…いいです……ハぁぁ〜」
眠ってしまいそうな、心地いい疲労感……………ドックン!?…何かが動いた!下半身で動いた!
ドックン、ドックン、ドックン…私の中で男のモノが脈動した!
ぐんぐん、膨らむ!
「正広さん!」
私は驚きの声を上げた。
男は再び抽送を始めた!
「す・ゴ・い!……」
私は呟くように言って背中の指に力を込めた。
男は床に両手をついて私の顔を観賞するように見ながら…腰を突いた。
「奥さん!切ない顔がいい!…久しぶりに見た!オスを欲しがるメスの目だ!…純粋な野性だ!」
私は、頷いた。頷いた。
「ああ〜、欲しいです」
私が眉間にシワを寄せると、ゆっくりと…私が腰を突くと、激しく…
私の表情を見ながら男は腰を突いた……。
私は歓喜の声を上げて…気を失った。
気がつくと、着替えを済ませた男が壁に背を持たせ私を見つめていた。
「私!」
私の身体にタオルケットが掛けられていた。男を見た!
「気がついたか!…少し早いが行くか?奥さん」
私は手早く身繕いを済ませてスニーカーの紐を結んだ。
男は自分のリュックを私のショイ子に入れると軽々と背中に背負った。
「この先に、綺麗な水が湧いている!奥さんのような…」
と振り向いて笑った。
私は男のお尻を叩いた。
恥ずかしかった。
「ここだ!」