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♀オークション ?

F子  2009-09-28投稿
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「じゃ、済ませてくるねシャワー!」
私が言うと主人はワンピースの背中を開け、ブラジャーのフックを外してくれました。

下着の脚を脱いだ時主人の声が聞こえました。
「F子、一回だけ言わせてくれ!・・・スマン」
背中に主人の額を感じました。

「スイスとオーストラリア・・私も連れてって」
私は歯ブラシを握って浴室に逃げるように入りました。

店長から言われた事を一つ一つ思い出しながらシャンプーしました。
…下着は着けるな、香水、コロンもつけるな、歯を磨くこと、ニンニクを前に食べるな、シャワー後は厚化粧はするな・・
脱衣所で主人が待っていてくれて、ドライヤーを渡してくれました。

髪を乾かした後、ショルダーから緋の襦袢を着て白い帯を締めました。
いくつか残った仮面はどれも同じデザインでした
鏡を見ながらきっちり、外れないように後ろで結びます。
「私って、判る?バレない?・・大丈夫?・・・あなたは、全然、判らない。人相、変わってる」
主人に言うと
「お前もだ!全く判らない。・・大丈夫だから」

仮面の紐の上から、緩やかに髪を後ろに纏めクリップで留めました。
鏡を見ます!
不思議なもので仮面を付けると自分が透明人間になったみたいで、落ち着くのです。

主人が間仕切りのドアをノックしました。
蝶ネクタイが部屋に入って来て、
「ジャストですね。あと5分で、人妻オークション始まりです。最初に申し上げて置きます。皆さん五組は、旦那様か奥様の何れかが、極最近、大きな間違いを犯した筈です。皆さん方は運がいい。内々に反省の場を与えられたからです。この場を悔い改める場にして下さい!二度と過ちを犯さない誓いの場です!多く申しません!心から相手に詫びながらひと時、過ごして下さい・・奥様方は、隣の部屋の一晩のご主人に尽くして下さい!奉仕して下さい!ここにおられる旦那さまは、今日は石ころです。奥様を見るに堪えない方は、一階、喫茶コーナーに飲み物準備しています。10時に終了です。ここにあるクジを引いて頂いて、呼ばれたらその順に、隣の部屋にご夫妻で入室して下さい。十人のお客で奥様方をセリます。いいですね」

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