ぎこちない義姉の腰の動きでも、時々、ペチャ…ペチャとぶつかる音が聞こえ始めた。
その都度、義姉は大きな声をあげた。
私は義姉のお尻を掴み、縦横無尽に強制的に腰を回した……。
「義姉さん、これは?…もっと?…これくらい?」私は自分を高めるために義姉に話し掛けた。
義姉は布団に顔を押し付けて激しく頷くだけ……
「いびつな音!義姉さんの、恥ずかしい所から…出てる音だよ!聞こえる?エッチな音!…」
義姉は、頷くだけ…!
私は急激な高まりの中で二回目を果てた。
私がガクンと体重を掛けると義姉のお尻も布団に落ちた……。
上から重なったまま、私達は死んだように動かなかった……。
「義姉さんが上に乗るから『騎乗位』、顔に跨がるから『顔面騎乗』、今のが、後ろから入れるから『向背位』。義姉さんが下が『正常位』…判った?」
私は義姉に手枕で、乳房を愛撫しながら話した。
「はい」と義姉は答えた
「今夜は、命令するから、即義姉さんは、そのポーズを取る!いいね?」
義姉は、ピタピタと私の胸を叩いた。
朝、目覚めると義姉の姿はなく、みそ汁の香りがあった。……顔を合わせるのが気まずくて、
「おはよう!シャワー借ります!」
私は義姉の返事を待たずに浴室に飛び込んだ。
浴槽にはお湯が張られていた…(義姉さん…) 私は思わず呟いていた。
「どう?私のおみそ汁」義姉は何事も無かったように笑顔で話し掛ける。
「うん、初恋の味がする」「あなたの初恋はおみそ汁の味?どんな味よ?」
二人で漫才をしているように笑った。
タクシーを呼び、エントランスまで、義姉は見送ってくれた。
「いいお天気!気持ちのいい朝!」
と義姉は背伸びをした。
タクシーが停まった。
「モツ鍋に、おビールでいい?今夜」義姉が言う
辺りに人が居ないのを確かめて私は義姉の耳元で低く囁いた。「向背位!」義姉は、ゆっくりと背中を見せた。向き直って、笑った。…ドアが閉まる。「今夜だけ」一人ごちた。運転手が振り向いた。