「駄目…と言うか…。
いきなりすぎて…そんな風には見れない。」
そりゃあそうだろ。
同性にいきなり告白されて対応できる奴の方が少ないだろ。
「そ…うか…。
ぁ…なら友達は!?
友達ならいい?」
「友達…なら。」
「マジで!?
ッ〜やっ…たぁ!!」
「っうわ!!」
友達を了承すると、
ギューっと抱きついてきた。
「ありがとう!
宮沢大好き!!」
「ぃゃ、友達だからね?」
…そんなに俺と友達になれて嬉しいのか…?
門脇とは全然タイプも
違うのに。
「…宮沢……なんか
ギュッてしてたら…キスしたくなった。」
「は!?何言って…!!
友達だろ!!友達はキスなんてしないんだよ!!」
必死で離れようとするも、
体格の差で簡単に抑えられる。
「怒ってる宮沢もかわいいな。」
ついには熱っぽい声で
こんなふざけた事を言い出した。
「宮沢……。」
「したら絶交する!!
門脇とは友達にならない!」