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あなただけに 14

ザクロ  2009-11-19投稿
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「またあのプレイがいいな。」

伸二は意外そうにアタシを見た。

「そんなに気に入ったのか?」
「あ、アンタが好きそうだったからだよ、アタシは別にいいよ、アパートでも…」

伸二はアタシをじっと見てからニコッと微笑んだ…

「じゃ、デパートで。明日は土曜日だからオレ1時限で終わる。」
「じゃ、それで…」


夜、アタシは鏡の前で新しい服を着てる自分を眺めてる。ふと気付いて目を背けた。
何やってんだろ…
馬鹿みたいに…
あまりにも滑稽で自己嫌悪に陥った。
けれど…寝床でドキドキしてる自分はごまかせなかった。思えば、伸二とはもうしばらくしていない。アイツの裸に抱かれるのは久し振り…体が疼くって、こう言うことなのか…
今夜も下着に指を入れないと眠れない…


翌朝…
アタシは汚れた体をきれいに洗い、割りと新しい下着を身に着けた。アイツは濃い色の下着は嫌いだって言ってた。アタシもそんなおしゃれなの持ってないから。
今日は襟の広いブラウスにクリーム色のカーディガン、プリーツの入ったチェックのスカート…

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