ホテルのエレベーターでアタシは伸二の肩におでこをくっつけた。
(アタシ…今日すごく甘えるかも…)
(うん…おいで)
(お兄ちゃん…)
そっと抱いてくれただけなのに、伸二のそこはもうアタシのお腹を押すのに充分な状態だった。アタシはもう体中が熱くなってしまってる…
ドアを開けた途端伸二が抱き締めてくれた!
入室チェックのボタンを押してまたハグ!
アタシは伸二にしがみついた。
(お兄ちゃん…)
アタシが纏わりつくから歩きにくいけど、それでもなんとかベッドに倒れ込んだ。
夢中でキスした。唾液で唇がベトベトになっても、アタシはキスをせがんだ。
困った伸二が笑って言う。
(麻緒、脱がないの?)
アタシはもうアタシじゃないみたいに甘ったれてる…
(ヤダ…離しちゃヤ!このまま…このままして)
伸二は奮起してズボンを脱ぎ始める!アタシはその間も唇を解放してやらない。
ストッキングだけなんとか脱いだ。
(オニイ…チャン)
(ああ!麻緒!可愛い)
伸二のが、ゴツゴツアタシに当たる。
(あ…スッゴイ濡れてるよ…スッゴイ…)
(ちゃんと、ちゃんと洗濯したの履いて来たんだよ…きれいなの履いて来たんだよ…)