(ハアハア…じゃあ、どうしてこんなになってるの?)
(イジワル、イジワル…)
パンティーの脇から、伸二が先端を押し付けて探ってる!
(あ…あ…お兄ちゃん…)
狙いを合わせて、伸二は言う。
(麻緒、見つめて…笑って…)伸二はセックスの時によくこう言う。なんのつもりかわからなかったけど、今は何となくわかる。
(さ、目を閉じないで、オレを見つめて)
ゆうっくり先端が入ってくる!
(そう、入ってる間…目を逸らさないで)
気持ちいい!…アタシの顔が快感に歪むのが見たいの?…こんな恥ずかしい表情を晒すのは、すごい屈辱で自分が惨めになる…それに…伸二に…征服される気がした!
(あ…あ…ああ…)
(感じちゃダメ…笑って…)
馬鹿みたいに素直にいうことを聞いてしまう…
(ハイ…)
無理して笑顔を作ると突いて来る!
(ああヒ!)
せっかく作った笑顔が、快感でぶち壊し…アタシはまた情けない泣き顔を見られてしまう!
(感じちゃダメダヨ…)
焦らすようにゆっくりゆっくり出し入れを始める…
アタシの中を味わうように伸二の渡りの間中見詰められている…