「ああ…また…もういやあん」
「足りない!ボクはまだ愛し足りない!」
「ハア!ハア!ハア!雄也君!またなの!またいきそうなのお!」
汗だく…
呆れるほどセックスした…
アタシが何度イッても勘弁してくれない。
クタクタだけど、幸せだった…
(ハアハアハア…ハアハア…彩香…)
(ハアハア…なあに…ハア)
彼は天井を見つめて息を整えた。
(こんな時になんだけど…)
(ハイ…)
(結婚して欲しい…)
(へ?…)
(他でもない…ずっと…一緒にいたい。ダメ…かな…)
アタシ…
今日はよく泣いた。なのに、また泣かされた…
(ハイ…喜んで…)
こんな所でそんなこと…でもいいんだ。
またロマンチックな夜にもう一度プロポーズさせてやろうっと。
とにかく…
今は…あなたと密着していたいの。
アタシを離さないで欲しい…
かたときも…
あなたは…アタシの全てを捧げた人だから…
(完)