今日私は補習だった。けど奈緒ちゃんは塾だし智也はテレビ見たいらしくて早く帰るってゆーし…どうせ由文も智也と帰ってるんだろうなあ〜とか思いながら教室に行った。
──ガラッ
「ぁれ?由文!!」
「終わった?」
待っててくれたのかな?「いい奴でしょ?待っててあげたんだょん♪」
由文はただでさえ可愛い顔に更に可愛い笑顔をうかべた。サラサラの赤茶色の紙が夕日に照らされて綺麗だった。
「ありがと☆ぢゃ帰ろっか☆」
私がそう言ったら由文が「話聞いてくれる?真面目ストーリー」
私はキョトンとした顔で由文が話しだすのを待った。