「どうしたの?由美」菜々が聞く「今何か胸に触れたような気が」不思議そうに由美が自分の胸を見る。ついつい顔を近づけすぎ、気づいたら俺は高橋さんの胸に頬を擦り寄せてしまっていた。高橋さんの柔らかい胸の感触が頬に残っている。揉みたい‥‥と思っていると「ばかっ!早くしないと遅れるよ!」「そだね、早く行かなきゃ!」急いで由美は上の体操服を着てスカートを脱ぎ、スパッツ姿になった「菜々、行こう」あーあ、触る前に高橋さんは走っていってしまった「由美遅いよ、早く行くよ‥‥‥って、あれ?‥‥‥どうしたの?中松さん」
そこには制服のまま、上だけ脱いで白い下着姿でかばんを一生懸命あさる中松聡美さんがいた。中松さんの大きめの胸が揺れているのが妙にそそる。そして
「体操服がないの‥‥‥教室に忘れたのかなぁ?先生には遅れるって伝えといてくれる?」困った顔で聡美さんは言う「わかった伝えとく。先行くねっ」濱田菜々さんはそう言って高橋由美さんと教室を出て行った。
教室は中松聡美さん一人となった。まぁ厳密には俺もいるけど、傍目には、ね。
しっかしまぁ俺としたことが不覚にも中松聡美さんがいることを忘れるなんてな‥‥‥と心のなかでつぶやいた。