悦子「怒ってるの?」
翼『あまり、深く詮索するなよ。何もないのに。えっちゃんみたいに僕を深く愛してくれる人ばかりじゃないんだよ』
悦子「…うん」
翼『理解あるけど友達同士なんだから。友達と出掛ける度に疑われてちゃたまんないよ!』
悦子「ごめんなさい」
翼『今日は出掛けるから』悦子「はい…」
悦子は車を降りて行った。
家に帰り、家事を済ませてシャワーを浴びて支度をして、由美に電話した。
翼『もう行けるよ』
由美「じゃあ迎えに行く」翼『わかった』
少しして由美が来た。車に乗り込む時、前に停まってる車が気になった。
翼『今日、Blackやめない?気分じゃないから』
由美「いいけど、何処いくの?」
翼『居酒屋とりあえず行こうよ』
由美の車が走りだし、後を追うように気にした車も動き出した。
翼『チョット電話するから』
由美「うん」
窓を少し開け周りの音を気にしながら、悦子に電話をかけた。
翼『もしもし、今から行って来るね』
悦子「うん、気をつけて行ってね」
翼『うん、何してんの?』悦子「今?」
翼『うん』
悦子「スーパーに買い物に出てる」
翼『そっか、早く帰りな』翼は悦子に追われてるのに気付いてた。