大学の友人から聞いたラブホテルは直ぐに判った教会のような塔が建っていてホテルの名前が「エンジェル」…二人で顔を見合わせて笑った。
地面に書かれた矢印に沿って進むと、フロントにインフォパネルがあり、空室の中からお気に入りの部屋を選ぶシステムだ
「義姉さん、どれにする?好きな部屋、選んで」
有名なキリストの「最期の晩餐」に出てくる聖人の名前がサブについている。
モーゼの部屋、懺悔室、獄門部屋…色んな名前が付けられている……
「正樹さん、獄門されたい?…懺悔とかは?」
「そんな悪いことはしていませんから、僕は。…義姉さんが、されたいならしてあげますよ俺が」
「私?…懺悔して、獄門に繋がれるかもね私。経験しておくか…」
と言って、その獄門部屋のパネルを押そうとする
「ち、ちょっと待って義姉さん、その部屋はSM部屋じゃない?そんな趣味ないよ俺」
「いいじゃない。二人で堕ちるのよ。地獄へ…私とじゃ嫌?」
「一緒は嫌じゃないけど」
「じゃ、行ってみましょ」
義姉さんはいきなりパネルに触れた!
「403号室獄門部屋」のランプが消えた。
昇りエレベータのドアが開くと403のプレートが点滅していた。
中に入ると、ベットは円形でスイッチを入れるとゆっくり、回転を始めた
義姉さんは、その上に寝転んで手足を拡げた。
「エッチな部屋ね、正樹さん、見て、天井!」
天井には鏡が全面に張られていた。
「正樹さん、脱がして。早くエンジェルにして。二人とも裸になろ!」
俺はベットを停めて義姉さんを床に立たせ、ブラウスのボタンから外して行った…
次々と側のソファに重ねて置いた。
「今度は私が、脱がせる」
裸の義姉さんは俺の正面に立ってジャケットのボタンに指を掛けて言った
「正樹さん、私達、義理でも姉弟よね…一昨日、こんな関係になったけど…近親相姦よね…変なふざけた理由をつけて…ここに来たけど…」
義理さんは俺のジーンズのベルトに指をかけた
「ほんとは、お兄さんには悪いと思ってる。だからこの部屋を選んだの!…今までのまま、ふざけたエンジェルでエッチするのか、いけない義理の姉として弟とエッチするのか……正樹さん決めて下さい」