コインパーキングに着いた。
改造した燃料タンクには、正式には 147リットルの燃料が入る。
冷蔵庫やその他電機機具ように寒冷地仕様のバッテリーも搭載してあるキャンピング感覚だ。
エンジンを掛けっ放しの室内は常時 27度に保ってある
私は先に乗り込んで、
「どうぞ、奥様…」
と手を差し延べた。ホスト並の扱いだ。
「お足を…」
私は強引に足を上げさせサンダルのベルトを嫌らしい手つきて外し、代わりにムートンの高級スリッパに足を深く入れさせた…
「お飲み物は?ビール、コーラ、ポカリ、コーヒーあります」
冷蔵庫を開けて見せた。
ラブホテル並のえげつない色彩のベッド…長ソファ…女は車内を見回した
「そうね、お写真って…何だか、喉が渇くわ。それに…度胸が要りそう!おビール、頂こうかしら…」
飲み物は何でもいいのだ、要はグラスだ。医局で調合した催淫剤がグラスの内側に塗ってある。
「ビールですね」
私は女の目の前でプルトップを開けて、グラスに注いだ…
「それにしても豪華な作りのお車、これがスタジオなの?キャンピングカーと同じね」
女は美味そうに、しかし上品にビールを半分ほど飲んで言った。
「いえ、何日でも泊まれますがキャンピングカーじゃないんです。あくまでもスタジオなんてす。これでAVなんかも撮影しますから」
私はさりげなく言って、こっそり室内温度のダイヤルを上げた。
「えッ、AVって、あのAVですか?」
女はグラスを開けた。
私はさりげなくビールをつぎたす…
「そうです、あのAVです。最近は人妻ものが需要が多くて、その撮影が多いですね。夜だとかホテルを人妻さんは嫌いますからね。ここなら人妻さんは大胆になりますよ、安心して。旦那さんが仕事する昼間、山でも海でも移動出来ますしね」
女は一気にグラスを開けた。…私はカメラをいじくり写真の準備をする振りをしながら時間を稼ぐ
私はもう一本、750ccの缶ビールを開け、新しいグラスに注ぎ、女に差し出し
「奥様、ちょっとお待ち下さいね、車だとカメラとバッテリーの連結に時間がかかってしまって…」と話す。
「ええ、私は構わないわ、どうせ、暇だから…で、その人妻さん達って…どこから…スカウトというか…
されるんですか?」
私は、女に顔を向けずにカメラをいじくりながら
「どこから?って…街で声を掛けたり、レピートで電話貰ったり、ですかね。…でも、人妻さんって気持ちがいいですよね。若い娘はお金ばかり欲しがって…演技でセックスしますからね。