突然、倉真は美月の唇を塞いだ。
美月は少し驚いたが、目を閉じ、受け入れた。
しばらくして唇から舌同士を絡ませあう行為に及んだ。
美月は冷静になろうと倉真の手を優しく握り締めたが、彼の愛撫は激しさを増してきていた。
「っふ……ぱはっ…くら…まくん…。」
倉真は唇を少し舐め、普段は見せない危険な目つきで笑った。
「美味しい。先生、俺なんかと…いいの?」
美月は優しく微笑み頷いた。
「ここは学校じゃないもの。先生も生徒も、関係ないよ?………きて。」
倉真は再び先ほど見せた目つきに戻った。
唇から首筋、胸元に愛撫が移動すると、美月は少し恥じらいだ。
「あっ、そこは…!」
「ダメ?」
美月を見る目が、普段の倉真とは印象を違わせた。
有無を言わせない目だ。
美月は倉真の手を再度握り締め、微笑んだ。
「好きにして。倉真くんにまかせるね…。」
倉真は微笑み、美月の手を彼女の枕元で、握った。
美月に馬乗りになった。
「先生、綺麗な首筋だね。」
「はぁっ、ん…!」
倉真は舌で首筋から肩先をなぞった。