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虹色マカロン,2

なつき  2010-03-11投稿
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目が合った。



どうしよう、、、でも


綺麗な顔だな。


黒髪が風にフワフワ揺れてる。




無意識に見とれていると、
そいつの口の端が柔らかく弧を描いた。


その瞳に俺を写しながら。




少しずつ縮まる距離。


俺は固まったまま。



満と呼ばれていた男が
ゆっくり一歩一歩近づいてくる。




そして、ピタリと歩みを止めた。


俺の前で。










「俺の事、好きになった?」











「…うん。」




あまりに突拍子なくて、
咄嗟に肯定してしまった。



「ほんと?やったね、
俺もあんたに一目惚れしちゃったから。責任取ってよ。」



無邪気な笑顔にまた見惚れて、赤の他人で初対面だと言う事を忘れてしまった。



「責任?…いいよ。
俺達付き合うの?ミツル。」



「…もしかしてさっきの聞いてたんだ。俺はあんたの名前知らないのに。」



「…たかみ、高見一也(イチヤ)」



「一也…うん、俺と付き合ってよ。それで骨まで愛して。」



「…わかった、満も愛してくれるなら、何処までも愛してやるよ。」


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