T大法学部三回生、松本猛事務局長。俺の馬主。
俺は松本猛事務局長を単に『あッ局長』と呼び、あッ局長は俺を『オグリキャップ』と呼ぶ。
恵子からの体温測定値を、あッ局長に報告する。
局長はそれをマル秘ルートで医学部に送り、顧客の排卵日をハジキ出す。
T大医学部の分析に万に一つの誤りはない。
「!オグリキャップか」
「あッ局長!」
「君の種付け日が決まったゼロサンニィゴからゼロサンサンゼロの間。励め!オグリキャップ!君のDNAが世界を席巻するその日まで!メス馬は神様である!下にも置かず大事に扱え」
「あッ局長、了解です。下に置かず上に乗せます」
「オグリ !…一発で仕留めろ!次が待機中だ!」
「あッ局長、狙います!次はたまには若いメス馬を」
「馬鹿野郎!若いメス馬は現役で馬場にしか居ない」
「あッ局長。………了解」
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こうして俺と恵子のセックス期間が決定した。
3月25日から3月30日の間を恵子に連絡を入れた。セックスローテーションを決めねばならない。
時間を決めて、会社を訪問した。
恵子は専務室のドアを開けて待っていた。
「いらっしゃい!サトル!派手過ぎる?」
その場で恵子は回った。
鮮やかなプリント柄のスカートが拡がった。
好みの脚線!
「綺麗な脚ですね奥さん!初めて見せて貰った!
若くなった!いいことありましたか」
「脚が?嘘でしょ!誰かさんに破られたら勿体ないからストッキングも穿いてないのに。…いいことはね、若い恋人が出来たから」
やがて紅茶が運ばれて来て…二人だけとなった。
「で、どうします、オマンコ日程は」
「もう、サトル!いつもいきなりなんだから。また汗かかせるつもり?」
「いつもそのつもりです」
と言いながら手帳を開く
25日から30日の6日間。
「奥さん、6日間ですが契約では、この間に3回、オマンコすることになります」
「社長のスケジュールは、28日しか空いてないの。台湾上海シンガポールを回って帰るのが 27日の深夜。29日は期末の在庫品の棚卸しで支店回りなのよね…私の体、この6日間がいいのね?…」
さすがに恵子は前回のすき焼き店より冷静にものを言う。
例によってハンカチを握って
「そうです。奥さんのオマンコが一番有効に私の精子を受け入れてくれる期間」
「もう、サトルったらぁ!…私、契約のこと、詳しく知らないけど…三回って…三日?」
「どういう意味ですか?…三回って、私のチンポから精子を出す回数が三回と言う意味ですよ」