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バイトは種馬?【14】

小倉 理  2010-03-17投稿
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「…三回って三日?」
と恵子は俺に尋ねて、顔の前でハンカチを扇子代わりにして扇いだ。

「んッもう?…一日に……一回?…シャ、射精するの…ああ、恥ずかしい!」

「ああ、奥さん、解りました。一日一回、私が射精して三日続けるか、一日で三回、私が射精するのか?という質問ですね」

俺が言うと恵子は、一度頷いて…次に首を振る。

「あ、奥さん、もしかして…一日に何度も射精して、三日して欲しいってことですか?」
恵子は無言で頷く…

「社長が見てる前で奥さん、何度もオマンコして欲しいって言えますか」

恵子は答えなかった。
俺が次の質問をする前に恵子が口を開いた

「…ジャ、じゃサトル、…知らない町で……恋人同士だったら?」
恵子の目が据わっていた

「奥さん、何度もしたいんですね。…恋人同士なら…男と女ですよ」
恵子が頷く。
「オスとメスになるんですよですよ。私が何度も射精してイクと言うことは…私、オナニーする訳じゃないから、同じだけ奥さんもイクってことですよ」

「私…何度も………イッテ…みたい。」

恵子は、かなりのストレスを溜めているのがわかる。

「解りました。…どこか鄙びた温泉がいい。ホテルじゃなく…畳み敷きの汚れた温泉宿…」

「スケッチも…する?…」

「そっくりに描いて上げます…」

「…嬉しい…」

「ここはすき焼き屋じゃなく神聖な会社の専務室だから我慢しますが…本当なら、私が足を舐めたように奥さんも約束の証しを見せて欲しいところですよ…」

「すき焼き屋じゃなく…別のお店があります…」

「汗、かきましたか?…いかがわしい店はダメです。会社の名前に傷がつきますよ、専務」

恵子は静かに頷く。

その店は立派な門構えの料亭風の店だった。
離れに案内された。
和食昼ご膳の御馳走だ。
洒落たビールの小瓶が1本
下がろうとする仲居に恵子は言った。

「食事しながら大事な商談があるの。2時間程、この場をお借りします」
と言うと仲居は部屋の隅のボックスの蓋を開いて雅楽のような音楽を流してくれた

「これで会話は外から聞き取れません。念を入れる方は内から鍵もかけられます…政治家の先生方などは…ご用の節はベルを」
と言って下がって行った

「凄い御馳走だし…落ち着く部屋ですね」

「サトルとお話すると何故か喉が渇くの。乾杯、乾杯!2時間、ゆっくり頂きましょ」
恵子はビールを注いでくれた。

「汗かくからですよ。大した話もしないのに…」

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