「大したお話よ、サトル…何か、体が熱くなる。汗もかきます。サトルの言葉…」
恵子は美味しそうにグラスを空けた。
「私の言葉?…だって奥さん、二人だけの時は使っていいって言ったから…」
「…でも。…じゃあ、オスとメスになるって?…どうなること?」
食事を摘みながら恵子は話し掛ける…
「文字通り!人間なら男と女ですが…動物のオスとメスのように…です」
山菜の天ぷらが美味しかった。
「まだ、判んない…」
「それはそうと奥さん、この御馳走は草食の私向きですね。…奥さん、肉食系、食べてますか」
「食べてるわ。毎日たっぷりと!」
「オマンコの中、体質改善が進んでるわけだ…
あ、そうそう、動物のオスはねオマンコするメスを舐めてみたり、匂いを嗅いでみたりしてメスを決めるんです。メスはオマンコして欲しいから、寝転んでオマンコを見せる訳…」
「その話し方が…過激なのよサトルは。内心は嫌いじゃないけど。というか解り易いけど…」
「つまり、そのように互いに変身するわけです」
「サトルは温泉宿が好きなのね。ネットで探してみる」
「そう、古くて畳みも新しくなくて…一泊 2000円くらいで…」
「値段は気にしないで!…でもサトル、若いのにそんな鄙びた宿が好き?」
「好きというか、高橋恵子の映画、そんな部屋だった…露天風呂でオマンコする場面、興奮したし…」
恵子は時々、ハンカチを使う
「…わ、私も…メスになるのね…サトルはオス…」
「そうです、メスになって見せて下さい…」
「……?…い、今じゃない…わよね?…」
「いくら何でも、そんな無理は言いません」
「脅かさないで!あ〜びっくりした。また汗が出ちゃった」
「食事が済んでからでいいです」
「!サトル!…マジに?」
「ここも、温泉宿も同じじゃないですか。2時間誰も来ないし…ここで出来なきゃ、そこでも出来ない。部屋の鍵、かけましょうか?…但し、オマンコはしません。直前まで!約束します。約束の証にオマンコを舐めます。宿での楽しみがなくなるし、今日はまだ奥さん、安全日だから精子の無駄遣いになる」
「…そうよ…最後までは…出来ない…。な、舐める…シャワ-もまだだし…汚い」そんな会話の内に互いに食事を終えた。
箸を置いて恵子は神妙になった。
「言ったでしょ、シャワ-とか…綺麗にする前の、汗をかいた腋の下とかオマンコが好きだって…それが私のアルカリ性を強めるんです」