「…まだ言うと…そりゃ、お金の無いのも困るけど…男性は容姿とかじゃない。優しさ。…その向こうにあるセックス。……こうして、サトルのここ…触ってて、思う。まだ…こんなに硬い!主人を見てて私…悔しくて…」
「奥さん、10分間、眠るといい。…私が見ててあげるから…」
「…、優しいのね…」
俺はスカートを恵子の下半身に掛けて卓に着いた
手持ち無沙汰に…テーブルティシュを拡げた。
箸の先端に醤油を着けて絵を書いた…
30分程、眠って恵子がゴソゴソと後ろで身繕いする気配がした。
「ちょっと…おトイレ…」
バックを掴み手櫛で髪を気にしながら恵子は出て行った……
「はい。プレゼント!…今日はリハーサルですから…この程度…」
席に戻った恵子に差し出した。
「なぁに、これ?…」
「実物大の奥さんのオマンコ!」
「キャア〜…サトル!……もう?私…こんなに…ない!…いつ描いたの」
「さっきです!奥さんが寝てる間に…スケッチしました…下の方がよく見えなくて…本番は色鉛筆で描きます。長襦袢は何色?」
「恥ずかしい!…襦袢は白でしょ?…サトルはどんなのがいいの?」
「本番は襦袢を着て立て膝で股を拡げて貰います。指で拡げたりして…。高橋恵子は真っ赤なのを着てました」
「赤?…探してみる。…私…相当、取り乱してたでしょ、恥ずかしい……サトルの顔、見れない!おビール飲んだから…」
「そんなこと、気にしないで下さい。皆さんも同じですよ。でも、奥さんのイキかた、凄く色っぽいから…社長には見せられないかもですね。…で、思ったんですが…28日の前に、25日から27日の間に、温泉宿へでも出掛けて…さっきのように奥さん、思い切りイケる状態を作りませんか。そこで好きなだけオマンコして…そうすれば28日、社長の前では、我慢出来て、さりげなく冷静にセックスが出来るんじゃないですか」
「サトル、凄い、頭もいい…それ、賛成!…」
恵子は手帳を開きながら言った…そして続けて
「…でも…まだ、29と30がある。……あッ、じゃあ、こうしない、社長には…28、29、30の三日間、サトルとセックスするから初日だけは必ず社長に立ち会って欲しいって言うの!…そしたら、安心してサトル、29、30 も家で出来る!…でも、恋人同士がいいから、ホテルのスイートを押さえる!…ね?サトル」
俺は考えてみた。
この間に恵子が受胎しなければ一ヶ月後のチャンスを待つしかない。
二ヶ月を跨ぐと400万円の損失だ。