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snow love 46

輪廻  2010-03-25投稿
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「そういう事だったのか。」

愕然としていた倉真の背後で男の声が聞こえた。

「ひ、氷牟田!」

あの雪の日に確かに教室にいた人物だった。

「お前、今の時間は…?」

「今日遅刻してな。さっき来てみたらグループ分けされてたから、何事かと思っていたんだが。ここまで深い事情があったとは…。」

倉真は心を許しかけたが、彼の本心をまだ聞いていなかった。

「お前…どうするんだ?」

「どうって…。要するに今のところクラスの男子全員が¨敵¨って事なんだろ?」

「き、協力してくれるのか?」

氷牟田は頷いた。

「ありがとう…!俺一人じゃ何にも良い考えが浮かばなくて。」

「百合原一人じゃ確かに無理だな。」

氷牟田は微笑をしながら茶化した。

「ははっ、心強いよ。」

「問題は澄越か…。どうやって弟さんの件を許してもらうかだな。」

二人は三春が去っていった廊下を見つめた。

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