「喬ちゃん、今、身長は何センチ?」
「俺?…182センチ…」
「近年、食糧事情が変わって、中、高校時代に身体は大人になるの!脳より先に。だから身体が先に異性を求めて興味を示すの」
「だから、姉さん、俺だって普通の男子だから…興味は持つよ。女子はこんな時、どんなオナニーするんだろうとか…セックスはどうやるんだろうとか…エロ本見てたりすると…」
「だから、そんな時、この家でも自由にすればいい。我慢してストレスが溜まると人間って破裂する!…世間で取り返しのつかないことをしでかしてしまうのよ…私、喬ちゃんのお部屋にはもう近づかないから…」
「そんなん姉さんおかしいよ。同じ家で近づくとか、どうのこうのは…それに…一人になったからって…興味や疑問が解決する訳ないから…」
「具体的にどんな興味や疑問を持つの?男子って」
「俺?…野球の試合で守ってて、バッターボックスに立った打者の体つきを見て、守備位置を決める習慣がついてるから…女子を見ても同じく体つきを見てしまう…」
「えーッ!体つきを?例えば?どこを見るの?」
「姉さんは身長何センチ?」
「私は 167 !」
「姉さんは 学生の頃どんなオナニーしてたんだろう、体操のお姉さんの時もしてたんだろうか…167センチで…脚はどこまでだろう、胸のサイズは何カップだろう、形はどんなだろう…どんな下着を着けてるんだろう、下着の下はどうなってるんだろう、兄貴とどんなセックスするんだろう…などの興味がどんどん沸いて来る…」
俺は頭がガンガンして来た
「そんなに考えて…オナニーする訳ね…それでオナニーが終わると…スッキリする訳なのね…」
「うん。…スッキリというか…体が軽くなる」
「…で?…何日くらい体が軽いのが続くの?」
「四日…ぐらい、かな」
「四日?…じゃこの家でもしてる訳ね…」
「ここに居ると…俺、姉さんが好きだから…同じ家に居て…姉さんのことばかり浮かんで来て…頭がガンガンして…野球に集中出来ない気がする…」
「私を?…それが寮に戻りたい理由なの?…寮に戻れば、私のことは浮かんで来ないのね?ガンガンしなくて済むのね?練習に集中できるのね?」
「それは!…姉さんのことは好きだから…ガンガンすると…思うけど。でも寮なら…何度も出来るし」
「何度もってオナニーをでしょ?…それって意味ないじゃない。根本的な解決じゃないわ。…かと言って私、義理でも、姉よ」
「姉さん、もう、止めようよ!…俺、寮のみんなと同じでいいから…」