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夜ばい【P】

ひさえ  2010-04-13投稿
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『昭さんは奥さんを愛していたしなあ…奥さんが寂しくないように二人かなあ、夜ばい友達は。 も一人居たら…ルール違反だけど私も妬ける!奥さんと他の男がボボしたら…』
『そんなこと、ありませんよ。そんな体でもないし…でも、私、凄くエッチでしょ?恥ずかしい!取り乱して…』
『いやいや、奥さん、それは言いっこなしですよ。奥さんがボボしたいから門札を裏返した訳で…それは判った上ですから…何も恥じゃない!……誰でもそうなりますよ。女盛りに昭さんを亡くしたんですから…』
『そうかなあ?…でもやっぱり、恥ずかしい。道を歩いていても、もしその人に会ったりしたら…赤くなるわ…』
『奥さん、それは安心していい。第一こうして男の顔も判らない…それに夜ばいの秘密、奥さんのことをバラした男は村八分にされます。
村八分って知ってますか?…村人の付き合いは10項目あったんです昔。一人じゃ生きて行けない助け合い項目がね。夜ばいで奥さんとボボしたことを漏らしたら、10の内、2項目、つまりその家に死人が出た時の「葬式」と後一つ「火事の消火」。この2項目は協力するが、その他は一切、付き合ってはならないという決まりです。それを破った者も村八分にされます』

そんな初めての経験夜ばいをした時間はあっという間に過ぎ去った。
「あ、奥さん、夜ばいは初めてですよね?初めての男、私は「甲」です。二人目が居たらその男が「乙」になります。…それと…もう儀式は済んだし…あ、これ、勝手口の鍵、お返ししておきます。奥さん、仮に、「乙」が居ても私に気遣いは無用ですからね。甲の私が言うのも変ですが、奥さんの立場を考えれば、乙とボボするのも楽しいかとも思います。色々違うし…」 と言い残し火男面の男は約束通り、夜明け前に帰って行った。
私は勝手口に施錠し、ゆっくりと朝風呂を浴びた
朝刊の来る時間でもあり私は新聞を取るのを兼ねて、門札を手にして見た
門札は火男が鍵を取ったあと、使いなれた元通りにかけ直されていた。
私は再び鍵をテープで止め裏返しにかけ直した。
明日には父母が帰ってくるということと、長期のセックスレスの関を切られた思いがしていた。
心地いい疲労感はあったがまだ体は満たされてはなかった。
甲の火男が来て、縛られて剃毛されてみたくもあり…また別の乙が居れば居たで、ドキドキする心の高鳴りがあった。
生理前の特異な時期の精かも知れなかった。

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