富継は秘部が熱くなるのを感じていた。
女の子に生まれ変わり、いま電車の中で痴漢に犯されようとしている。考えただけで愛液が溢れ出てくる。
ペニスの先っぽが自分の中に侵入してきたのが分かった。脳髄が淫靡な思いで埋め尽くされた。
早く奥まで貫いて欲しい。富継は腰を使い、完全なる結合を無意識のうちに求めていた。
その思いに応えるかの様に、痴漢Bは深く深く男根を富継の膣の中へと埋め込ませた。
大きい? 痴漢Bの巨根に感動しながら富継は、侵略された悦びにうち震える。強く強く、痴漢Bの男根を締め付けた。
痴漢Bは堪らない。激烈な動きを余儀無くされ、周りの事など構わずにいきり立った男根を打ち付けた。
秘部同士が打ち合う音と、淫水が絡み合う音が辺りに響いた。
だが痴漢達の誰ひとりとして気にとめる様子はなかった。
(メチャクチャ気持ちエェ〜 オナゴって本当に気持ちエェ〜 男なんて目じゃねェ〜? )
女になってのセックスに慣れてきた富継は、男女の快感の相違も考えられるようになっていた。
元々が男だったから分かる女の快感の凄さ、そして精神的な淫靡の感受。
人類の誰ひとりとして経験する事がなかった官能の世界がそこにはあった。
(子宮に届く、届く、届くぅ〜? あ、あ、あ、あッ、イクイクイクイク、イクぅぅぅう〜? )
富継は絶頂の極みにいた。同時に、痴漢Bはありったけの精子を富継の中へと放出した。
老博士はモニターを視ていた。
「うーん、座薬に避妊薬も入れておけば良かったかのう。ま、ええか? 」
車内からは次の駅を告げるアナウンスが流れていた―――
セーラー服篇 完