「思い切って…ビデオの、真似して見ます…」
栞はそう言ってペニスを宛てがい腰を沈める…
…ぁぁ、ぁぁぁぁ…栞の吐息が聞こえた。
「気持ちがいいですか奥さん…」
私が見上げて尋ねると栞が頷く…
「こ、こうして…いましたビデオ…では」
栞は、クイ、クイッと腰を動かした…。
「ああ〜…先…生!…いいです。…」
「もっと…激しいでしょ?AVは。…暴れてましたよ、私が見たのは…こう…馬に乗ったように…」
「こうですか?…こう?」
栞は上下に腰を動かし始めた。
「アアアー…あッ…あッ」
それ以降、栞は声を上げ腰を振りまくった!
一回目を射精した時、栞は私の下に居た…
「先生…本当に私…また、来ますよ?…構いませんか?…嫌いじゃないですか…私みたいな女…」
「前日に電話下さい。翌日の 11時30分にこの部屋でお待ち下さい。シャワーを済ませて…もうエッチモードで構いません…」
「嬉しい!…今度、あの椅子…使って下さい!」
そう言って栞はシャワーを浴び、身仕度を整えて帰って行った。
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こんないきさつで、瑛子とエミ、栞の三人の人妻達との付き合いがはじまり…そして続いている。
三人だけしか知らないあの階段。
女が階段を昇る時、出会いとか恋愛とかの次元ではなく…単に「快感、絶頂」だけを求めて階段を昇る
…家庭は守りたい。離婚はしたくない。しかし、体の疼きは我慢出来ない…背徳感、罪悪感を持ちながらも、この部屋で喘ぎ、歓喜の声を上げ、帰って行く。
それがいじらしくもあり私は精一杯、悦ばせてやりたくなる。
…しかも、私が求めもしないのに三人共、帰り際に「お礼、部屋代」とかの名目でお金を置いて帰る
…私は私で風俗店にも行かずに性欲処理が出来ていることを考えれば、このお金を受け取る訳にいかない。
信楽焼きのタヌキの貯金箱を買ってベッドの脇に置いて、彼女らのお金を貯金することにした。
いつか慈善事業団体に寄付をしようかと考えている…私はHな整体師だ。
<終>