結合を果たした老博士と冴子は激しく絡み合っていた。と言っても、老体の博士は騎乗位の態勢で淫獣に変わった冴子を観察するようなSEXを楽しんでいた。
普段すました冴子がありったけの歓喜の声を上げ、悶え狂っている。これでもか、これでもかと陰部を絡みつかせてくる? 年齢の為に精力が衰えている筈の老博士ではあったが、猛る己の分身は究極の持続力をみせていた。
揺れる豊満な冴子の乳房が艶かしかった。思わず下から揉みあげてしまう。絡みつく色白の鮮やかなヒップも凄く凄くイヤラシイ。老博士はバストからヒップへと両手を移動させ、更に更に己の秘部へと冴子を誘った。
冴子は淫靡な世界へと旅立っていた。
老博士と一体化を果たしている事さえ意識外のものだった。ただひたすら押し寄せる官能の渦に従っていた。その強靭な理性でさえ、老博士が発明したスーパー媚薬の前では弱い人間の無駄な抗いに過ぎなかったのだ。
やがて老博士は、冴子の体内に己の精力の全てを注ぎ込んだ。冴子が雄叫びのような悦びを辺りに轟かせた。
冴子は動かなくなり、老博士の胸へともたれ掛かった。乳房の軟らかさから冴子の乱れた息づかいが伝わってきた。
徐々に徐々に媚薬の効果が薄らぎ、意識が戻るのを冴子は自覚した。自分の中に注がれた温かいものが結合の狭間から洩れている事にも気づいた。
老博士は冴子を観察した。泣き叫ぶのか、罵るのか? いや、それはない。老博士は確信があった。永遠の伴侶になる筈の冴子なのだ、老博士自身求めるものもあった。だから言った。
「キスしてくれるかいの?」
冴子を見つめる瞳はいつになく真面目だった。
一瞬、戸惑う冴子。顔が少し赤らむ。
「嫌です」
「…そうかい、残念じゃのう? 」
冴子が照れるように微笑んだ。
「 …博士の発明は相変わらず凄いです。凄過ぎます… だから、尊敬しています。ずっと、ずっとついて行きます? 」
冴子は優しい口づけを老博士に贈った―――