優衣が住むマンションは賃貸だった。優衣をレイプする為に、拓哉は同じマンションの一室を借りる事にした。
残念ながら同じ階に空室はなかった。ただ拓哉にとって幸いな事に、優衣の真下の部屋が空いていた。
―――城下拓哉、29歳。身長183センチで、中肉の筋肉質。某ベンチャー企業の社長で、少人数の会社ではあるが部下からの信頼は厚い。
お金はあった、事業が大成功を収めていたからだ。優秀な部下達もいた、だから会社も彼等に任せる事も出来た。
拓哉は暇だった。仕事に情熱を燃やす事が出来なくなっていた。何かを求め、拓哉の心は彷徨っていた。
少女を13人、レイプした。それはそれで楽しめ、そして性欲と冒険心も其れなりに満たす事が出来た。
しかし、何かが足りなかった。
犯した少女達は、拓哉が妥協する事がなかった分、レベルの高さは折り紙つきだった。それでも優衣の放つオーラ、容姿、表情はあまりにも次元が違っていた。
この少女の処女を奪い、己の子を孕ませ、そして産ませる事が出来たら… 死ぬのも本望? 歪んだ思いを実行に移す、それが拓哉だった。
拓哉は浴室の天井から、優衣の部屋とを隔てている空間へと忍び込んだ。
優衣は出掛けている、それは確認していた。
優衣の寝室の場所は予想出来ていた。恐らく、自分の部屋割りと同じだろうと拓哉は考えていた。
充電式の電動ノコギリで優衣の部屋の床に穴を空け、そして拓哉は忍び込んだ。
忍び込んだ場所はやはり寝室だった。拓哉の部屋と、造りは同じだった。
ここが彼女の部屋なんだ… 拓哉は感動に似た不思議な感覚を覚えていた。
カラフルなタワーチェストが置かれていた。拓哉は近づき、上から三番目の引き出しを引いてみた。
揃いのブラジャーとショーツが数組入っていた。シルクの生地だったから質の良さは分かったが、高校生らしい可愛いい絵柄が印象的だった。
拓哉はスカイブルーのショーツの一枚を手に取り、匂いを嗅いでみた。何となくイヤラシイ匂いを期待していたが、洗濯洗剤の香り以外のものはなかった。
ただ、せっかくだから、肩にかけたリュックへとショーツをしまい込んだ。
拓哉はダイニングキッチンへと移動した。テーブルには飲みかけの紅茶が置かれていた。
カップにはまだ半分以上のダージリンが残っていた。