「んん…む」突然のキスだった。「んぅ…」ちゅるっと舌が入って来る。…何…コレっ…カラダの奥が…しびれそぅ…っ「んぁ…あ」英里は抵抗できなかった。カクンと座り込んでしまう。「ふぅ…ぁ…はっ…」…も…だめっ…「気持ち良さそうだったね。彼氏がいるのにね？」「っ…何で…キスしたの？」「そんなの英里の事が好きだから」…は？「なっ…嘘！」「嘘なんかついたって仕方ないだろ？」意味わかんない…何で？あの星野灯路が？あたしの事が好き…？「で…でもあたし…和也がいるの…」「本当に好きなワケ？」ズキッと胸に突き刺さった。図星。その言葉は聞きたくなかった。 「…好きじゃなかったらどうするの！?」 和也を裏切りたくない…でも…このままで言い訳ないよ…「…英里を俺のモノにする」ドクン…「っ…」灯路は英里の手を掴んで屋上に連れて行った。「ちょ…星野くんっ…」こんな事されても困るよ…「灯路で良いよ」ガチャ 着くなり英里を押し倒して服を脱がす。「いやぁ…っ放してよ…っ」「本当に放していいの？」ぴたっと動きが止まる。 …本当に… 「…いいよして…」 灯路が『やっぱりね』という顔で笑った。 「いいの？彼氏を裏切って」「…誰にも…言わないんなら…っ」「…いいよ。秘密にしてあげる。そのかわり…俺も英里と恋人だからね」
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