「鈴…お前、マジで言ってんの?」 僕は真面目だ。 震える指先で気づいて。 「先輩...
気づいてしまってから、僕は先輩を見つめるのが怖くなった。 見つめる度に好きになる ...
それから、先輩は風邪で寝込んでしまった。 あの嫌な咳をしていた次の日から。 そして...
梅雨。 雨が続いて水を撒かなくてもいい季節。 先輩は屋上の出っ張りの下でiPodを...
イキナリ水を引っ掛かけて大笑い。 僕は完全にムカついて、先輩だという事も忘れてホースを取...
僕は、人の言うところの秀才だ。 努力しないで頭がいいとか言われているけど…そんなわけない...
宮前亮二。 この名前を呟くと、僕…大和 鈴(りん)はおかしくなるらしい。 屋上に続...
「あ〜あ、可愛い女子でも引っ掛けようかな」 ふざけたようにリョウが笑って、それからふと…...
ぶっちゃけていうと。 俺は次の日、昨日の行為の代償からか、ある部分が痛かった。 ...
「ああ…う…っ…リイチ…りい…ちぃ…」 「桜、好きだ」 リイチの声。 ちょっ...