互いの自身を、ズボン越しに擦り合わせる。 「あっ…ん、れ…お…」 羽衣音を、机の上に押し倒...
放課後―。 いつものように、玲雄は羽衣音を生物室に呼び出した。 「羽衣音、ごめん…」 ...
「睦又は今大事な時期だろう?進路を考える時期だ。羽衣音の体に溺れて、せっかく上がった成績を、下げて...
もうそろそろ作業が終わるってときに、俺は勇気を振り絞って日野の名前を聞くことにした。 「…ひ...
ガラッ 「失礼しまーす…」 「おっ!来たな松沢!!こっちだ!!」 …うわっ!俺この...
「おい!松沢!!!」 ぁーあ…やっぱりかぁ …面倒くさ。 「なんだ!その頭は!!春休...
さっきまで喧しくゴムまりの様に跳ねていた心臓が一瞬柚木の声にビクリ、と震える。そして、ふらりと進...
「…―柚木さんは、どうして陸部に行かないんですか?」 …………。 「トレーニング、まだしてる...
柚木はそんな織部を相変わらず冷めた表情で見つめている。 しかし、まだ体は回復していないのか、腰を...
汗で汚れたジャージを入れたスポーツバックを肩に下げ、目の前の黒く延びた影を追う。 疲れた足取りで...