警察も、簡単な調書しかとらなかった。 何しろ春臣は「自供」していて、思ったより軽い傷だ...
春臣に何回も犯されたのに自分自身が穢れたと、感じたことはなかった。 それなのに血液とい...
小早川は、僕をまっすぐみた。 僕も、まっすぐ見つめ返した。 「英士がね。俺を見つめてい...
真っ黒な少年が入り口に立っている。 白い肌が、一際目立ち儚いくらい華奢だ。 僕は静...
わかった。 肌寒い日曜の朝。 頼れる情報網から導けた結論。 小早川理央...
私、実は片思いしているんです…。 小早川理央君が、大好きで…だけど彼のことを何にも知らなくて...
網を張ってから三週間が過ぎた。 毎日、僕は学校に行き、小早川も毎日変わらず登校している。 ...
小早川を調べる。 それは僕みたいな高校生が簡単にできることじゃない…。 ある程...
夜道を歩きながら、身体から欲望が抜けていくのを感じていた。 理央はしばらく体を僕に押し...
しんとした室内の熱が退いていく…僕らは乱れた服のまま。 理央は「背中拭いて」 と言った以外...