第1章最終回.エピローグ 俺はユタカ 今日から中学一年生だ 二週間ほど前から妹とつきあっ...
朝。電車が走る音が辺りに響く。 「ったく。っるせなぁ」 重い瞼を手でこすり、無理...
父の舌が…唾液を塗り込むように耳の中でイヤラシイ音を立てている… 気が遠くなりそう… ...
ハア…ハア… 耳の穴に舌を入れて…父が舐め始めた。 真弓の背筋に鳥肌が立つ。 父の手...
涼子の手は…だんだん息子の体に巻き付き始めた… 舌が…絡み合ってきた… ハア……ハア…ハア...
母の声が…女に変わり始めるるのが真弓にもわかった。 (裕之のヤツ…) 切なそうだが、も...
ベランダの洗濯物を見に来た涼子… 部屋から見ている裕之… 涼子は何度か視線を合わせたが...
孝行はひと唾飲み込んでから続けた… 「父さんは…母さんを心から愛してる…それはわかってくれ…...
真弓はしばらく考えていた。 このままじゃ、家族が変になりそうだとは思う。 確かに孝行の言う通り...
そのうち、自虐的に笑った。 「この家どうなってんのかしら」 「…」 「血…なのか...