一輝は、菜月の部屋に上がった。玄関先には、生花が大胆に飾られている。そしてジャスミンのお香の匂い。...
一輝は、菜月との密会を重ねて行く程、菜月にのめり込み溺れてしまった。しかし未だに男女の関係は無い。...
一輝と菜月を乗せた観覧車は、上へと登っ行く。一輝は、菜月を見つめた。「この四年間、菜月がいたから頑...
菜月さんへ 時折、貴女の寂しげな後ろ姿に、髪を引っ張られる想いです。舞台の上で、僕は、モテる男を...
菜月は、時間の許す限り、一弥さんの「追っかけ」になってしまった。行く先々で、取り巻きから、陰口を叩...
お父様と菜月は、開演ギリギリに花道の指定座席に座った同時に幕が上がった。一弥は、神無月で仕立てた着...
「はぁ、はぁ」 「美奈子体流そうね…。」 そういうと里奈はシャワーをあててきた。 「今度は私...
(誰かの家に泊まるなんて、独身の時以来だわ。) そう胸を高鳴らせながら美奈子はシャワーを浴びてい...
ある日里奈の家でご飯をごちそうになっていた。 「美奈子良かったらこのまま泊まっていかない?ウチの...
私(美奈子)はこの春、会社の上司だった夫と結婚した。 都内の高級マンションに住み、結婚生活を始め...