[PR]
i-mobile

俺の生きる意味 5

 2010-08-03投稿
閲覧数[1463] 良い投票[0] 悪い投票[0]

 

翌日。

俺は親に連れられ、病院に行った。

行くといろんな検査をされた。
検査が終わり、結果を待ってる間病院内をうろうろしていた。

病棟の角を曲がろうとしたら

ドンッ!!

俺は誰かにぶつかり、尻餅をついた。

『ってぇー』

「すまない。大丈夫か?」

顔をあげると白衣を来た男が手を差し出していた。

『あっ、はい。』

俺はその手に捕まり、立ち上がった。

そして、目の前の男を見る。

身長は180ぐらい。黒髪だがボサボサでせっかくの整った綺麗な顔が台なしだ。しかも、目つきが悪く本当に医者なのか疑いたくなる。

が、ひとまず礼を言う。

『ありがとうございます。』

軽く頭を下げると

「へぇー文句言ってくると思ったんだけど、一応常識あるんだ。」

(…一応??)

その一言にイラっときた。

『人に常識って言う前に自分の頭どうにかしたら?せっかくの顔が台なし。』

その言葉にキョトンとしていた男は

「こりゃー失敬。」

と言いながら髪を手で整えた。
「では。」

右手を軽くあげ、俺の横を通りすぎた。

が、途中で振り返って

「君、怒った顔可愛いね。」

そう言って、笑った。

その笑った顔が無邪気に笑う少年のようで少しドキッとした。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 龍 」の官能小説

もっと見る

ボーイズラブの新着官能小説

もっと見る

[PR]
i-mobile
オススメ広告


▲ページトップ